恩田陸「夜のピクニック」を読みました。
ネタバレはしないように感想を書いてみます。
とある高校の伝統行事、全校生徒が夜と徹っして80キロ歩き通す「歩行祭」、それがこの物語の主人公です。
恩田陸という作家は空気を書く作家だと感じています。
空気というのは人物の緻密な動作の摩擦熱で薫り立つ物です。
主人公は空気であり、人物は空気を薫らせているのです。
副主人公は二人。西脇融と甲田貴子。
変化したいという望み、変化への恐怖、そして変化できない事への憎悪。
全ての登場人物が緻密に動く。
それは一晩だけの歩行祭という特別な中で発生する。
歩行祭の空気それがこの物語なのだと思う。
きっと歩行祭なんてした事がない人でも、読むとなぜかはるか昔にこんな事をしたような、なんだかなつかしい気がしてくると思う。
はるか昔こんな事をしたような気がしてくる。それがこの物語の空気なのだと思う。
本当に名作だと思う。
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とある高校の伝統行事、全校生徒が夜と徹っして80キロ歩き通す「歩行祭」、それがこの物語の主人公です。
恩田陸という作家は空気を書く作家だと感じています。
空気というのは人物の緻密な動作の摩擦熱で薫り立つ物です。
主人公は空気であり、人物は空気を薫らせているのです。
副主人公は二人。西脇融と甲田貴子。
変化したいという望み、変化への恐怖、そして変化できない事への憎悪。
全ての登場人物が緻密に動く。
それは一晩だけの歩行祭という特別な中で発生する。
歩行祭の空気それがこの物語なのだと思う。
きっと歩行祭なんてした事がない人でも、読むとなぜかはるか昔にこんな事をしたような、なんだかなつかしい気がしてくると思う。
はるか昔こんな事をしたような気がしてくる。それがこの物語の空気なのだと思う。
本当に名作だと思う。
古川日出男「13」を読みました。
ネタバレはしないように感想を書いてみます。
内容は主人公が神の撮影に成功するまでを描いています。これはもうあらずじに書いてあるのでネタバレじゃないですね。
エンターテイメントとしては一級品に近い内容です。ただ文章は内容よりも「色」や「躍動」を文章にする事に主眼とされている印象です。
いかに言葉だけで色を感じさせるか、という点がこの小説の主題なのでしょうか。
この小説が面白いと感じる人は色系の感覚が強い人ではないかと思います。
わたしは匂系の感覚が強く、色系の感覚が極端に弱いので、正直あまり内容には強い印象を受けませんでした。文体はおもしろいと思いましたけど。
古川さんお他の本を読むかは考え中。アラビア夜の種族とかは結構評判が良いので読んでみたいのですが、わたしの傾向にはちょっと合わなそうな雰囲気です。
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ネタバレはしないように感想を書いてみます。
内容は主人公が神の撮影に成功するまでを描いています。これはもうあらずじに書いてあるのでネタバレじゃないですね。
エンターテイメントとしては一級品に近い内容です。ただ文章は内容よりも「色」や「躍動」を文章にする事に主眼とされている印象です。
いかに言葉だけで色を感じさせるか、という点がこの小説の主題なのでしょうか。
この小説が面白いと感じる人は色系の感覚が強い人ではないかと思います。
わたしは匂系の感覚が強く、色系の感覚が極端に弱いので、正直あまり内容には強い印象を受けませんでした。文体はおもしろいと思いましたけど。
古川さんお他の本を読むかは考え中。アラビア夜の種族とかは結構評判が良いので読んでみたいのですが、わたしの傾向にはちょっと合わなそうな雰囲気です。




